俗字
ぞくじ
名詞
標準
informal variant of a Chinese character
文例 · 用例
「いやいや決して異議ではござらぬ、誤りを正てあげるのじゃ」 僧は優しく笑ったが、「匁は文〆の略字では無うて、銭という字の俗字でござる。
— 国枝史郎 『高島異誌』 青空文庫
これは明らかに、古い「※」の字の俗字であろう。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
このほかにも俗字の苦情をいえば、逸見もいつみと読み、鍛冶町も鍛冶町と改めてたんやちょうと読むか。
— 福沢諭吉 『小学教育の事』 青空文庫
まず、骨なしの草書を覚えて廃学すればそれきりとあきらめ、都合よければ後に楷書の骨法をも学び、文字も俗字を先きにして雅言を後にし、まず大根を知って後に蘿蔔に及ぶべきなり。
— 福沢諭吉 『小学教育の事』 青空文庫
この書をみても考えられることは、もし益田さんにして茶をやっていなかったら、世間にありがちな書家のように、ただうまいばかりの俗字を書いていたであろうと想像が出来る。
— 北大路魯山人 『現代能書批評』 青空文庫
また日本で榛の字を用いていれどこれは漢名ではなく全く俗字である。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
またなお俗字として榿だの※だのの字が使われている。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
つまり、底本にある漢字がパソコンにない、あるいは、いわゆる俗字しかない問題だ。
— インターネット図書館の開設から今日まで 『青空文庫ものがたり』 青空文庫
作例 · 標準
彼の作品は、俗耳に入りやすいメロディで、多くの人々に愛されている。
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政治家は、俗耳に心地よい言葉を選び、大衆の支持を得ようとした。
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その歌は、一度聴けば忘れられないほど俗耳に残るメロディだった。
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