乱世
らんせい
名詞
標準
troubled times
文例 · 用例
日本に武士道があるように、北欧の乱世にはやはりそれなりの武士道があった。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
そして、彼女を救う一番いい方法は、寺へ頼んでしばらく国元の様子の判るまで置いてもらうことだと思いましたが、乱世の慣わし、同じような悲運な事情で寺へ泣付いて来る者がたくさんあって、それをいちいち受容れていたのでは寺が堪りません。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
「室町も末になって、乱世の間に連歌なんという閑文字が弄ばれたということも面白いことですが、これが東国の武士の間に流行ったのは妙ですよ。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
その器その徳その才があるのでなければどうすることも出来ない乱世に生れ合せた人の、八十ごろの齢で唐松の実生を植えているところ、日のもとの歌には堕涙の音が聞える。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
太祖の言に、吾は乱世を治めたれば、刑重からざるを得ざりき、汝は平世を治むるなれば、刑おのずから当に軽うすべし、とありしも当時の事なり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
乱世に於けるかかる形式は、自然と人民をして自ら治むることの有利にして且喫緊なことを悟らしめた。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
時代は七国割拠の乱世である。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
貴族平民の両階級は、徳川氏の時代に入りし時大に乱れたり、徳川氏は三河武士を以て天下を制したるものなれば、従来の階級は概ね壊裂したり、加るに長年の乱世に人民の位地も大に前とは異なりて、従来貴族たりし者の落ちて平民の籍に投ぜし者、従来平民たりし者の登りて貴族の位地を占めし者、少数にてはあらざりしならむ。
— 北村透谷 『徳川氏時代の平民的理想』 青空文庫
作例 · 標準
あの武将は乱世を生き抜き、ついに天下を統一した。
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乱世の時代には、多くの英雄や悪党が世に出た。
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平和な現代からは想像もできないほど、乱世は人々に苦しみをもたらしただろう。
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