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泰平

たいへい
名詞
1
標準
文例 · 用例
天下泰平の趣がある。
寺田寅彦 異質触媒作用 青空文庫
休題、南町の桐楊塾は、監督が祖母さんで、同窓が嬢たちで、更に憚る処が無いから、天下泰平、家内安全、鳳凰は舞い次第、英吉は遊び放題。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
植物でも少しいじめないと花実をつけないものが多いし、ぞうり虫パラメキウムなどでもあまり天下泰平だと分裂生殖が終息して死滅するが、汽車にでものせて少しゆさぶってやると復活する。
寺田寅彦 災難雑考 青空文庫
工芸も、何ですか、大層に気を配って、……世の泰平をかたどった、諫鼓――それも打つに及ばぬ意味で……と私に分るように、天狗様は言ったんですがね。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
天下泰平町内安全、産ある者は仁者となり、産無き者は志士となりて、賢哲天下に満ちたれば、六六館の慈善会は今にはじめぬ大当。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
老人には老人相応のオモチャを当がって、落ついて隅の方で高慢の顔をさせて置く方が、天下泰平の御祈祷になる。
幸田露伴 骨董 青空文庫
まだ泰平の世では無い、戦乱の世である。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
「アア、酒も好い、下物も好い、お酌はお前だし、天下|泰平という訳だな。
幸田露伴 太郎坊 青空文庫