口吻
こうふん
名詞
標準
way of speaking
文例 · 用例
そして今でも生徒の校長を悪く思つてるらしい口吻を聞付けた時には、「人間といふものは外だけをみて分るものぢやない、君達でも仮りに継母を持つてゐるとしたら学校に来てゐても思ふやうに勉強が出来まい」と何時もその言葉を反覆した。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
又は、それこそ、「社會の一員」として、仔細らしい顏をし、世間の大人の口吻を猿眞似して、大人の生活の要らざる手助けに努めるのがいいのか。
— 太宰治 『諸君の位置』 青空文庫
スタニスラウスは妹の足の早いのを、慾望的な、現世的な努力を表現してゐるやうに感じて、妹を警醒するやうな口吻で、「兄は可哀さうな男だつたな」と云つた。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
イレエネの妹のフリイデリイケが、さも物をこらへてゐると云ふ口吻で囁いだ。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
こんなことになったのも、結局、為吉がはじめ息子を学校へやりたいような口吻をもらしたせいであるように、おしかは云い立てゝ夫をなじった。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
」 如何にも、女に金を貢ぐために、偽せ札をこしらえていたと断定せぬばかりの口吻だ。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
」健二はひとりで憤慨する口吻になった。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
日露戦争の時分には何でもロシアの方に同情して日本の連捷を呪うような口吻があったとかであるいは露探じゃないかという噂も立った。
— 寺田寅彦 『イタリア人』 青空文庫
作例 · 標準
彼の口吻は穏やかだが、その言葉には重みがあった。
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彼女の口吻からは、幼少期の苦労が垣間見えた。
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ああ、あの人の口吻を聞くと、いつも安心するんだよね。
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標準
lips
作例 · 標準
昆虫の口吻は、餌を摂取するために特化した構造を持つ。
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蝶は花の蜜を吸うために長い口吻を持っている。
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蚊の口吻は細く、皮膚を刺すのに適している。
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