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認印

にんいん
名詞
1
標準
private seal
文例 · 用例
「お前通帳と認印は自分で藏つてるんだね。
梶井基次郎 奎吉 青空文庫
会員券にマネージャの認印があったから、女たちが押売したのとちがって、大事にすべき客なのだろうと、瞳はかなりつとめたのである。
織田作之助 雪の夜 青空文庫
消毒を済ませ、しるしの認印をもらって、消毒機をこそこそ風呂敷包みのなかにしまって出て行く時、「おやかまっさんでした」 という声の出ないほど、顔から火を吹きだし、腹の立つこともあった。
織田作之助 わが町 青空文庫
「――御認印を」 そこを出しなに、若い男の真赤な眼が、上眼を使ってこちらをみつめたように、君枝は思った。
織田作之助 わが町 青空文庫
なるほど紙幣は一枚もなく、手垢の夥しい認印と二三枚の書付がくしやくしやになつてゐた。
牧野信一 老猾抄 青空文庫
百姓達は、煙草耕作許可證と認印とをぐるぐる卷きにした風呂敷包の固い結び目を解くのに苦勞しながら、いそいそとして呼ばれて行つた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
そして認印を押し許可證を渡し、「等級量目票用紙」の複寫をもらつて歸つて來ると、大急ぎで、葉煙草賠償價格表が貼りつけてある壁の前に行つて立つた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
」 旦那はお光の比翼指輪を其處へ放り出して、自分の左の指に嵌めた認印の刻り込んである太い指輪を外して見せたり、帶の間から脱け落ちさうになつてゐた、兩蓋に斜子を切つた虎屋の最中のやうな大きな金時計を出して見せたりした。
上司小劍 兵隊の宿 青空文庫
作例 · 標準
宅配便の受け取りには、サインか認印が必要です。
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彼は書類に自分の認印を押し、承認した。
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重要な契約には実印を使うが、日常的な確認には認印で十分だ。
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