近流
こんる異読 きんる
名詞
標準
banishment (to a nearby province)
文例 · 用例
最新型の器械を使って、最近流行の問題を、流行の方法で研究するのがはたして新しいのか、古い問題を古い器械を使って、しかし新しい独自の見地から伝統を離れた方法で追究するのがはたして古いかわからないのである。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
私も、たんまりお金があったらいいものを着たいわけだが、ないから古い型で間に合わしているので、従って最近流行の衣裳ということについては、少しも解ってはいない。
— 宮本百合子 『二つの型』 青空文庫
襟飾は最近流行し初めた緑色の派手なペルシャ模様。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
この流刑は日本の方でも採用されましたが、ただ王朝の律では二千里、二千五百里とせずに、近流・中流・遠流の三種になつて居る點が違ふのであります。
— 桑原隲藏 『支那の古代法律』 青空文庫
乙麻呂ほど身分高い人でもなかつた為、注意を惹かなかつた点もあらうが、罪は越前への近流だけに稍軽かつたであらう。
— 折口信夫 『相聞の発達』 青空文庫
例えば、「あの人は誰々の線だ」等と云う言葉が最近流行する。
— 中井正一 『言語は生きている』 青空文庫
最近流行の「ひろい天地をめざして」宝塚をはなれる人々も、文藝春秋五百助氏と同じようにただ映画にでるというだけのことで、ミーチャン、ハーチャン的ではあるが、本当の芸術家の気風とは違うな。
— 宝塚女子占領軍――阪神の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
そうしてその電灯の上には、たしかに物干用と見られる紐が回してあって、洗濯した靴下、多くは最近流行の私の嫌いなあの人参色のもの、それに鼠色した下着といったものが掛けてあるが、電気の熱でもって乾かすのであろう。
— 高見順 『如何なる星の下に』 青空文庫
作例 · 標準
重い罪を犯した貴族であったが、慈悲により遠島ではなく近流の刑に処された。
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近流となった彼は、都に近い隣国でひっそりと隠居生活を送ることになった。
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「たとえ近流であっても、都を離れるのは辛いものだ」と、彼は旅路で嘆いた。
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