流罪
るざい
名詞動詞-サ変
標準
banishment
文例 · 用例
電車が万世橋の交叉点を素直ぐに貫いても、鷲は翼を納めぬので、さてはこのまま隅田川へ流罪ものか、軽くて本所から東京の外へ追放になろうも知れぬ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
イワンは笞刑を加へられた上、流罪にされることになりました。
— 鈴木三重吉 『ざんげ』 青空文庫
大人しく服罪している者を爆破しようというのは勿論言語道断だが、勝手に禁錮を流罪に変更するのも随分目茶な話だ。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
後主猴の事に感じ死刑を減じ流罪に止めた(『類函』四三二)。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
お常は前にも云う通り、母であり主人であるが為に、生命だけは繋がれて流罪になった。
— 岡本椅堂 『黄八丈の小袖』 青空文庫
「わしの慈悲が肝に銘じたならば、逃ぐるようなこともあるまいによって、流罪のおさばきが決まるまでこのまま当屋敷に起きふしをさし許すから、その間にじゅうぶん島へ渡るしたくなど整えておくがよいぞ。
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
いずれにしても里見忠義は相模守忠隣のむすめを妻にしていた関係上、舅の家がほろびると間もなく、彼もその所領を召し上げられて、伯耆の国に流罪を申付けられ、房州の名家もその跡を絶ったのである。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
里見の家は領地を奪われて、忠義は伯耆へ流罪を申付けられたのである。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
作例 · 標準
政争に敗れたその貴族は、遠く離れた孤島への流罪を命じられた。
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流罪となった地で、彼は粗食に耐えながらひたすら仏道修行に励んだという。
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かつて流罪の刑に処された人々が暮らしていた村の跡を訪ねた。
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ウィキペディア
流刑(るけい、りゅうけい)とは、刑罰の一つで、罪人を辺境や島に送り、その地への居住を強制する追放刑の一種。日本においては律令制の五刑の一つ流罪(るざい)が知られ、流刑と同義語で用いられることもある。流刑地に処することは配流(はいる)という。
出典: 流罪 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0