口を尖らせる
くちをとがらせる
表現動詞-一段
標準
to pout
文例 · 用例
「この草っぱらと畑の総面積は、どのくらいあると思う」と、母親の附添で仕合せな、せいたか坊やの通称のある瀬田青年が口をきると、「まず五千坪だね」と、口を尖らせるので蛸さんと綽名のある料亭の一人息子が、さっそく見積りをつけた。
— 鷹野つぎ 『草藪』 青空文庫
「私が窓から見ましたら、口を尖らせる時には額に三本横筋が寄りましたの、このテレスを通る時にはいつでも私を覗いていたりして、おかしなひと」 おどろいたことにはその翌朝廊下を通る蛸さんを見ると、額に大きな絆創膏を貼っていた。
— 鷹野つぎ 『草藪』 青空文庫
女房をもらつてやるから、二人でいゝやうにしろ」 東吉は、顔を真つ赤にし、口を尖らせるだけ尖らし、視線をあらぬ方へ向けて、胸の動悸をぢつとおさへた。
— 岸田國士 『山形屋の青春』 青空文庫
作例 · 標準
気に入らないことがあると、すぐに口を尖らせるのが彼女の悪い癖だ。
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