弄火
ろうか
名詞
標準
playing with fire
文例 · 用例
こうした悲しい対話――これほどにも悲しい対話があるだろうか――が、いつもこの夫婦の間では、半ば詩のごとく、半ば笑談のようにして語られた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
苦痛の叫びは、いよいよ世の嘲笑の声を大にするだけであろうから、男は、あらゆる表情と言葉を殺して、そうして、ただ、いも虫のように、もそもそしていた。
— 太宰治 『答案落第』 青空文庫
五十米レエスならば、まず今世紀、かれの記録を破るものはあるまい、とファン囁き、選手自身もひそかにそれを許していた、かの俊敏はやぶさの如き太宰治とやらいう若い作家の、これが再生の姿であろうか。
— 太宰治 『答案落第』 青空文庫
信仰とやらも少し薄らいでまいったのでございましょうか、あの口笛も、ひょっとしたら、父の仕業ではなかったろうかと、なんだかそんな疑いを持つこともございます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
学校のおつとめからお帰りになって、隣りのお部屋で、私たちの話を立聞きして、ふびんに思い、厳酷の父としては一世一代の狂言したのではなかろうか、と思うことも、ございますが、まさか、そんなこともないでしょうね。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
馬場の天才を信じたからであろうか。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
彼の言葉に依れば、彼のケエスそれ自体が現代のサンボルだ、中はうそ寒くからっぽであるというんだが、そんなときには私は、この男はいったいヴァイオリンを一度でも手にしたことがあるのだろうかという変な疑いをさえ抱くのである。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
金銭のせいであろうか。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
作例 · 標準
子供だけで絶対に弄火をしてはいけませんと、消防士が厳しく指導した。
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彼の火事の原因は、枯れ葉を集めての弄火だったと報告されている。
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冬場の乾燥した空気の中での弄火は、大規模な山火事を引き起こしかねない。
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