軟投
なんとう
名詞
標準
soft pitch
文例 · 用例
・何か落ちたる音もしめやかな朝風 追加二句・なんとうつくしい日照雨ふるトマトの肌で・夾竹桃さいて彼女はみごもつてゐる 七月十七日夢のない眠り、千金にも値する快眠だつた。
— 大田 『行乞記』 青空文庫
なんとうまいこと言ふ奴ッちや、と、倶楽部の面々讃嘆時を久ふして、誰ひとり腹を立てる者がない。
— 坂口安吾 『囲碁修業』 青空文庫
それを聞こう」「しかし、饗庭様では鎧櫃を受け取らぬときっぱりおおせられましたが――」「それは、拙者が出て応対したことゆえ、本人の拙者がこうしてここへ正式に談じに参るまでは表向き受け取らぬということにしておいたのだ」 受け取ったのは影屋敷なのに、なんとうまい嘘をついている――文次は感心した。
— 林不忘 『つづれ烏羽玉』 青空文庫
オコシヤさんからもみんな出て来て井戸からバケツのリレーなんだ花婆さんもみんなを呶鳴りつけながら水をくむなんとうまく行ったものかたちまち火は消しとめたんだそのころになって、やっと誰かが電話してくれたと見えて町の消防車が駆けつけてくれたけどもう用がなくて、やれやれさ!
— ――一少女の歌える―― 『詩劇 水仙と木魚』 青空文庫
今時、就職難で、相当の経歴ある先生が口に困っている時節に、箸にも棒にもかからぬならず者が、人は斬り放題でいて、そうして、これだけのお手当にありつける、なんとうめえ商売じゃげえせんか、万事コレでげすよ」 よたとんは、いよいよ指を丸めて、三人の眼先につきつけて来た物ごしが、たまらないほど下品です。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
なんとうまい金庫じゃないか。
— 江戸川乱歩 『白髪鬼』 青空文庫
なんとうまい考えではありませんか。
— 江戸川乱歩 『地獄風景』 青空文庫
「なんとうまく行ったことじゃ。
— 江戸川乱歩 『妖虫』 青空文庫
作例 · 標準
「彼は150キロの速球はないが、緩急を巧みに操る軟投派として長く活躍している」
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「相手の軟投投手のスローカーブに翻弄され、自慢の強力打線が沈黙してしまった」
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「剛腕投手が打たれる一方で、打たせにいく軟投派の投手が試合を作ることがある」
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