豌豆
えんどう異読 エンドウ
名詞
標準
pea (Pisum sativum)
文例 · 用例
淺間山麓一面を埋めて居るとよく似た豌豆大の粒の集積したものである。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
子供の時分に蜻蛉を捕るのに、細い糸の両端に豌豆大の小石を結び、それをひょいと空中へ投げ上げると、蜻蛉はその小石を多分|餌だと思って追っかけて来る。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
よく見ると、たぶん、ついそこの荷揚場から揚げる時にこぼれたものだろう、一握りばかりの豌豆がこぼれている。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
そらまめのは其色を嫌ふ人もあるべけれど、豌豆のは誰か其姿を愛でざらむ。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
コメススキや白山女郎花の花咲く砂原の上に大きな豌豆ぐらいの粒が十ぐらいずつかたまってころがっている。
— 寺田寅彦 『小浅間』 青空文庫
軽井沢一帯を一メートル以上の厚さにおおっているあの豌豆大の軽石の粒も普通の記録ではやはり降灰の一種と呼ばれるであろう。
— 寺田寅彦 『小爆発二件』 青空文庫
たゞ折々聞るものは豌豆の莢が熱い日に彈けて豆の飛ぶ音か、草間の泉の私語やうな音、それでなくば食ひ飽た鳥が繁茂の中で物疎さうに羽搏をする羽音ばかり。
— 国木田独歩 『怠惰屋の弟子入り』 青空文庫
それでもねもとのダイナマイトの付近だけはたしかに爆裂するので、二三百メートルの距離までも豌豆大の煉瓦の破片が一つ二つ飛んで来て石垣にぶつかったのを見た。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4