煙道
えんどう
名詞
標準
chimney
文例 · 用例
燃料は鞣皮用の樹皮でそれが竈の天邊にある丸い二個の口から爐格子の中に明けられ、※沸器の下の火室へ瓦斯の這入る道として煉瓦製の煙道が設けてある。
— VIOLENT CREMATION 『無法な火葬』 青空文庫
竈の火は既に弱めてあつたが兇漢等はその構造を熟知してゐたから狹い口から屍體を突込み煙道の中へ押込まうと努めた。
— VIOLENT CREMATION 『無法な火葬』 青空文庫
肋骨が一本、ストーブの煙道のところからブラ下っていますよ。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
煙道の中が怪しい」「ナニ煙道の中が……」と、顔色をサッと変えた大川巡査部長は、火掻き棒を右手にグッと握ると、燃えさかる石炭をすこし横に除け、それから下から上に向って火掻き棒をズーッと挿しこみ、力まかせにそこらを掻きまわした。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
ガラガラガラという大きな音とともに、煙道の中からドッと下に落ちてきた大きなものがあった。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
それは、同時に下に吹きだした黒い煤や白い灰に距てられて、しばらくは何物とも見分けがたかったけれど、その灰燼がやや鎮まり、思わずストーブの前から飛びのいた警官たちがソロソロ元のように近づいたころには、もう疑いもなく、煙道の中から落ちてきた物件が何物であるかが明瞭になった。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
それは逆さになって、この煙道の中に入っていたものらしく、胸部や腹部は、もう完全に焼けて、骨と灰とになり、ずっと上の方にあった脚部が、半焼けの状態で、そのまま上から摺り落ちてきたのだった。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
ここには高い四角な煙突が立っていて、この煙突に建物の屋棟から大きな鉄製の煙道が通じている。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4