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遠道

えんどう異読 とおみち
名詞
1
標準
long walk
文例 · 用例
「私も、――昨年ですが、塔婆を持って、遠道を乗った事があるんです。
泉鏡花 露萩 青空文庫
末造は池の端へ越すまでは、何もかも一人でしていたのに、今は住まいの近所に事務所めいたものが置いてある外に、竜泉寺町にまで出張所とでも云うような家があって、学生が所謂金策のために、遠道を踏まなくても済むようにしてある。
森鴎外 青空文庫
上り下りはなるべく人目を避くべし、川中の通航は遠慮の事、他船の往来を妨げざるよう心して川岸を通るべし、という御布令書の掟を重んじて、その川岸伝いに遠道の永代橋口へさしかかって行くと、酔狂といえば酔狂でした。
幽霊を買った退屈男 旗本退屈男 第十話 青空文庫
でも、おめえは少し遠道しなくちゃならねえからな、一丁だけ駕籠を雇って、すぐ黒門町のほうを洗ってきなよ。
足のある幽霊 右門捕物帖 青空文庫
戸を開けて入ると、炭火と人いきれとにムツとするほどで、臭いやうなにほひも寒風に吹かれて遠道を歩いて來た身にはなつかしかつた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
田舍の子供は早くから野放しだから、三つぐらゐでもかなりの遠道をして平氣でゐるが、途中に坂などもあるし、おぶふことにした。
島木健作 續生活の探求 青空文庫
遠道に疲れたその時の貧血的な気分ばかりではなく、この数日来の晴ればれしない気分のなかに、新鮮な風穴が通つたやうな感じだつた。
島木健作 赤蛙 青空文庫
ちょっと人力車に乗っても、三銭とか五銭とかいう位で、十銭というのはよほど遠道であった。
奈良見物に行ったことのはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4