儚い
はかない
形容詞頻度ランク #38646 · 青空 292 例
標準
fleeting
文例 · 用例
父のその様子を、小初は気の毒な儚い気持ちで見送ったが、結局何か忌々しい気持になった。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
どうも人生は儚いものに違いない。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
理窟は抜にして真実のところは儚いものらしい。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
資本主と機械と勞働とに壓迫されながらも、社會の泥土と暗黒との底の底に、僅に其の儚い生存を保ツてゐるといふ表象でゞもあるやうな此の唄には、何んだか深遠な人生の意味が含まれてゐるやうな氣がしてならなかツた。
— 三島霜川 『虚弱』 青空文庫
かの女は儚い幻影に生ける意志を注ぎ込むような必死な眼差しで、これ等の人々を見渡した。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
かたり草、言の花は、蝶、鳥の翼、嘴には限らない、其の種子は、地を飛び、空をめぐつて、いつ其の實を結ばうも知れないのである、――此なども、道芝、仇花の露にも過ぎない、實を結ぶまではなくても、幽な葉を裝ひ儚い色を彩つて居る、たゞし其にさへ少からぬ時を經た。
— 泉鏡花 『遺稿』 青空文庫
儚いものではあるけれども――ああ、その儚さを一人で身に受けたのは初路さんだね。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
疲れ切った椅子テーブル、破れた衛生雑誌が卓上に散ばっており、精神修養の古本が一冊、白昼の儚い夢のように、しらじらしく載っている。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
作例 · 標準
春の夜風に吹かれて舞い散る桜の花びらは、その美しさゆえにどこか儚い印象を与える。
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打ち上げ花火が夜空を一瞬だけ彩る時間は、まさに夏の終わりを感じさせる儚い輝きだ。
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朝露が昇ったばかりの太陽の光を浴びて消えていく様子を見て、人生の儚さをしみじみと感じた。
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標準
empty (dream, etc.)
作例 · 標準
いつか宝くじを当てて南の島で暮らすという、儚い夢を抱きながら満員電車に揺られている。
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彼への長年の片思いが実るという儚い期待は、彼からの結婚報告によって一瞬で打ち砕かれた。
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権力争いの末に手に入れた地位など、歴史という長い時間軸で見れば儚い幻に過ぎない。
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