虚しい
むなしい
形容詞頻度ランク #30089 · 青空 285 例
標準
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文例 · 用例
もとより虚しいことです、ほんとうに手にも取り得ず、わが身を徒らに吹き過ぎる風のようなものです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
ここの山々の特徴は、山々の起伏の線の、へんに虚しい、なだらかさに在る。
— 太宰治 『富嶽百景』 青空文庫
しぜん人も馬も重苦しい気持に沈んでしまいそうだったが、しかしふと通り魔が過ぎ去った跡のような虚しい慌しさにせき立てられるのは、こんな日は競走が荒れて大穴が出るからだろうか。
— 織田作之助 『競馬』 青空文庫
人生のあらゆる事象の底にはこの目に見えぬ暗い流れが走り、それが生の行手を、前後左右を劃っていて、街の下を流れる下水の如くに、時々ほんのちょっとした隙から微かな虚しい響を聞かせるように三造には思われた。
— 中島敦 『狼疾記』 青空文庫
豊かであるようにと予定したはずの日々が何と乏しく虚しいことか。
— 中島敦 『狼疾記』 青空文庫
しきりに虚しいものが私の中をくぐり抜け、いくらくぐり抜けても、それはわたしの体を追つて来た。
— 原民喜 『ある時刻』 青空文庫
それ故にこそ、君の現在はつねに虚しいのではないか。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
鉦や太鼓で探しても源太は寥々として虚しい。
— 伊丹万作 『余裕のことなど』 青空文庫
作例 · 標準
どんなに世間的な成功を収めても、心の奥底には常に虚しい感覚が澱のように残っている。
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人っ子一人いないゴーストタウンを独りで歩いていると、何とも言えず虚しい気持ちになる。
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賑やかだったパーティーが終わった後のガランとした部屋は、余計に虚しい。
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標準
vain
作例 · 標準
周囲の期待に反して、彼の必死の努力も虚しいまま、プロジェクトはついに中止となった。
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どれだけ真実を叫んでも、その声は誰にも届かず虚しい響きとなって空に消えていく。
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「もう手遅れだよ」という医師の言葉が、虚しいほどに頭の中で何度も繰り返された。
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標準
lifeless
作例 · 標準
かつての繁栄が嘘のように、廃墟となった工場跡地は虚しい姿を晒している。
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生きる意欲を失った彼の虚しい瞳を見ていると、こちらまで絶望的な気分になってくる。
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崩れ落ちた城跡の石垣の間を、冷たくて虚しい風がただ吹き抜けていた。
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