牡牛
おうし
名詞
標準
bull
文例 · 用例
またその※のうつくしさふと物音におどろきて午睡の夢をさまされし牡牛のごとも、あどけなくかろやかにまたしとやかにもたげられ、さてうち俯しぬ。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
彼等は、去勢された牡牛のように、鞭を恐れた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
牡牛の死ぬる前後のところも単なる実写的の真実に対する興味のほかに、映画としての取り扱い方のうまさは充分にある。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
黒い髪の毛のまわりに銅のボタンをつけて、あい色のスカートをはいた女たちが、重い荷をつんだ牡牛を追っています。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
どどォと牡牛のやうな波が、この岩にぶつかつて、真白になつてとびちるとき、その辺にうろうろしてゐるなら、岩の面に叩きつけられて、すぐ死んでしまふだらう。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
北方の山地に住む三十人の剽盗の話や、森の夜の怪物の話や、草原の若い牡牛の話などを。
— 中島敦 『狐憑』 青空文庫
いつまでも鷹や牡牛の話では聴衆が満足しなくなって来たからである。
— 中島敦 『狐憑』 青空文庫
ふと、自分が神前に捧げた犠牲の牡牛の、もの悲しい眼が、浮かんで来た。
— 中島敦 『木乃伊』 青空文庫
作例 · 標準
例句