遠祖
えんそ
名詞
標準
remote ancestor
文例 · 用例
喜田博士の曰く、「安東氏は自ら安倍貞任の子|高星の後と称し、その遠祖は長髄彦の兄|安日なりと言つてゐる。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
この津軽氏の遠祖に就いては諸説がある。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
右の原因は、南部氏が津軽家を以て祖先の敵であり旧領を押領せるものと見做す事、及び津軽家はもと南部の一族であり、被官の地位にあつたのに其主に背いたと称し、また一方、津軽家にては、わが遠祖は藤原氏であり、中世に於いても近衛家の血統の加はれるものである、と主張する事等から起つて居るらしい。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
なほ、津軽家はその遠祖を藤原、近衛家などに求めてゐるが、現在より見ては、必ずしも吾等を首肯せしむる根本証拠を伴うて居るものではない。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
津軽の遠祖と言はれる安東氏一族は、この辺に住んでゐて、十三港の繁栄などに就いては前にも述べたが、津軽平野の歴史の中心は、この中里から小泊までの間に在つたものらしい。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
粋様の系統を討ぬれば、平安朝の風雅之れが遠祖なり。
— 北村透谷 『粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ』 青空文庫
ゆるらかに幾尺の水晶の念珠を引くときは、ムルデの河もしばし流をとどむべく、忽ち迫りて刀槍斉く鳴るときは、むかし行旅を脅ししこの城の遠祖も百年の夢を破られやせむ。
— 森鴎外 『文づかひ』 青空文庫
ゆるらかに幾尺の水晶の念珠を引くときは、ムルデの河もしばし流れをとどむべく、たちまち迫りて刀槍ひとしく鳴るときは、むかし行旅をおびやかししこの城の遠祖も百年の夢を破られやせん。
— 森鴎外 『文づかい』 青空文庫
作例 · 標準
私の遠祖は、この地に初めて鍬を入れた開拓者だと言い伝えられている。
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彼は研究を通して、自身の遠祖が遥かヨーロッパ大陸の出身であると突き止めた。
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神話の時代にまで遡る遠祖を持つという伝説が、その一族には残っている。
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人類の遠祖はアフリカ大陸で生まれたという説が有力だ。
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