余事
よじ
名詞
標準
other things
文例 · 用例
(余事の議論に亘るけれども、俳句はもちろん抒情詩の一種であるから、本質に特殊なリリツクを持たないものは似而非物である。
— 萩原朔太郎 『冬の情緒』 青空文庫
余事はとにかく、私は道に迷って困惑しながら、当推量で見当をつけ、家の方へ帰ろうとして道を急いだ。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
これらについてはなお述べ尽くさないところもあるが、紙面の制限のためにこれまでにとどめて余事は後日に譲ることとする。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
話が余事に亘つたが、この新奇好き、発明好きの性分は、室生犀星君などと反対である。
— 萩原朔太郎 『ラヂオ漫談』 青空文庫
長いものになると、そう単調に進行する事が出来んから、自然だれの作物でも余事が混入してくるし、又|頁の数から云っても余裕は出来易い。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
それからこれは余事ですが、僕はあの頃お話した許嫁とは、僕の意志から結婚しませんでした。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
この先妻についても、まず、一くさりのお話はあるでございますが、それは余事ゆえに申さずとも宜しかろ。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
いや、余事を申上げまして恐入りますが、唯今私が不束に演じまするお話の中頃に、山中|孤家の怪しい婦人が、ちちんぷいぷい御代の御宝と唱えて蝙蝠の印を結ぶ処がありますから、ちょっと申上げておくのであります。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
作例 · 標準
会議中は、余事に気を取られず本題に集中してください。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の頭の中は、仕事のことでいっぱいで余事を考える余裕がない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
食事の席では、余事を話さず楽しい会話を心がけたい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash