矯風
きょうふう
名詞
標準
reform of morals
文例 · 用例
○七月、演芸矯風会起る。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
妾にも一場の演説をとの勧め否みがたく、ともかくもして責めを塞ぎ、更に婦人の設立にかかる婦人|矯風会に臨みて再び拙き談話を試み、一同と共に撮影しおわりて、前川虎造氏の誘引により和歌の浦を見物し、翌日は田辺という所にて、またも演説会の催しあり、有志者の歓迎と厚き待遇とを受けて大いに面目を施したりき。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
救世軍や婦人矯風会、又はその筋の言明に依ると、震災後特に馬力をかけて撲滅に努力しているという。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
救世軍、婦人矯風会、その他の宗教関係の人々、又は或る一派の社会政策研究者、人道論者等のそれがそうである。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
そのほかには宮崎三昧道人の「泉三郎」三幕が二十四年十月に中村座で上演されたが、これは普通興行でなく、演劇改良会の後身ともいうべき演芸矯風会の主催で、単に二日間の興行に過ぎなかったのである。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
その演芸矯風会も自然消滅になって、一時は熾んに火の手をあげた改良熱もいつとはなしに冷却してしまった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
一つとしてお勢の耳には面白くも聞こえないが、それでいて、両人の話している所を聞けば、何か、談話の筋の外に、男女交際、婦人|矯風の議論よりは、遥に優りて面白い所が有ッて、それを眼顔で話合ッて娯しんでいるらしいが、お勢にはさっぱり解らん。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
坊さんには矯風会の林歌子女史など打つて附けの尼さんだらう。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫