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末男

まつなん異読 ばつなん
名詞
1
標準
youngest son
文例 · 用例
一九一二年の暮にレーリーの末男が死んで、幸福な彼の晩年にも一抹の黒い影がさした。
寺田寅彦 レーリー卿(Lord Rayleigh) 青空文庫
まち子の夫の末男は、偶然にも彼女とおなじ北海道に生れた男であつた。
素木しづ 追憶 青空文庫
私が病氣して海岸に行かなかつたならば海岸に行つて宿の窓から、海の方を見てゐなかつたならば――、彼女は末男と夫婦にならずに、見ず知らずの人として終つたかもしれない。
素木しづ 追憶 青空文庫
すると、末男も、おなじやうに、『俺だつて、誰れにも逢はふとは思はない、只あの石狩原野だの、高原の落日、白樺の林なにを考へてもいゝなあ――それに五|月頃になるとあの白樺の根に、紫色の小さいかたくりの花が咲くなんていふことを考へると、全くたまらない。
素木しづ 追憶 青空文庫
』 末男は、無雜作に答えて、『俺も、あの市來知にある、野菊の咲いてる母親の墓にだけは行きたいと思つてゐる。
素木しづ 追憶 青空文庫
末男は子供を抱きながら、まち子と一|所に銀座の明るい飾窓の前に立つて、星の見える蒼空に、すき透るやうに見える柳の葉を見つめた。
素木しづ 追憶 青空文庫
』 やがて、まち子は立ちくたびれたやうに云ふと、末男は氣づいてあてもなく歩き出した。
素木しづ 追憶 青空文庫
』と末男は退屈さうに云つた。
素木しづ 追憶 青空文庫
作例 · 標準
彼は三人兄弟の末男で、いつも皆に可愛がられている。
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末男のわがままは、家族の誰もが許してしまう傾向がある。
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彼女の夫は大家族の末男で、とてもおおらかな性格だ。
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