エゴイスティック
エゴイスティック異読 エゴイスチック
形容動詞
標準
egoistic
文例 · 用例
色々と六かしい、しかもたいていはエゴイスティックな理窟を並べてはいるようであるが、結局は、当り前分り切った年賀状の効能を五十の坂を越えてから始めてやっと気のつくようになったのであるらしい。
— 寺田寅彦 『年賀状』 青空文庫
身は偏奇館、あるいは葷斎堂に住して、病を愛撫し、「身を落す」自傷を愛撫し、しかしそれらを愛撫するわが芸術家魂というものをひたすらに愛撫する荷風は、ある意味では人生に対する最もエゴイスティックな趣味家ではあるまいか。
— ――鴎外・漱石・荷風の婦人観にふれて―― 『歴史の落穂』 青空文庫
その人はどういう風になるかといえば、どしどし金の値打が下るから、ますます人には頼れない、ますますたよりになるのは自分だけと、一層エゴイスティックな気持の中にちぢこまる、と同時に、金の方はいつかマイナスになってしまって、のこるのは不具にこりかたまった守銭奴的人間性だけということになります。
— 宮本百合子 『社会と人間の成長』 青空文庫
人間らしい生活の多様さや発展、生きている甲斐が感じられるような人生をもとめて結婚した一人の若い女が、あいてと自分との結婚生活の現実に見出したものは、無目的で、エゴイスティックな理想のない日々の平安への希望だけであった。
— 宮本百合子 『あとがき(『宮本百合子選集』第六巻)』 青空文庫
そればかりではない、今日ばかりはそうした悲惨な話に、無関心なTのエゴイスティックな態度が忌々しくて堪らないのであった。
— 伊藤野枝 『転機』 青空文庫
そしてまた都会人らしいエゴイスティックな傾向を持っていました。
— 伊藤野枝 『成長が生んだ私の恋愛破綻』 青空文庫
彼のエゴイスティックな傾向は、極端な個人主義の理屈といっしょになってだんだんに深味にはいってきたのです。
— 伊藤野枝 『成長が生んだ私の恋愛破綻』 青空文庫
彼はただ極端なエゴイスティックな自分の心持の中にだけ自分の生活を見出していたのです。
— 伊藤野枝 『成長が生んだ私の恋愛破綻』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、自分の利益を最優先するエゴイスティックな行動を繰り返し、チームの士気を下げた。
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その小説は、エゴイスティックな主人公が周囲との関係を壊していく様を描いている。
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「エゴイスティックになるのは仕方ない時もあるけど、限度があるよ」と彼女は友人にアドバイスした。
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