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利己的

りこてき
形容動詞
1
標準
selfish
文例 · 用例
彼は、この家族の中に溢れている内地の匂いをなつかしがり、利己的にそれをむさぼっているかのように見えた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
この婦人の行為は利己的である、社会的理想はそんなものと根本的にちがっていると一口に言ってしまってもいいものだろうか。
寺田寅彦 丸善と三越 青空文庫
しかしそういう美徳の問題などはしばらくおいて、単に功利的ないし利己的の立場から考えても、少なくも電車の場合では、満員車は人に譲って、一歩おくれてすいた車に乗るほうが、自分のためのみならず人のためにも便利であり「能率」のいい所行であるように思われる。
寺田寅彦 電車の混雑について 青空文庫
ことごとく自分に都合の悪いものを憎むのは人間の本能の利己的感情がそうさせるのでありますが、世の中は自分に都合の悪い存在者が一ぱい居るといって好いほどです。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
一歩利己的感情から退いて理解の上に停って見たらどうでしょう。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
譲るべき途であると云ふ徹底的見地からするのと、譲るのが自己の利益だと云ふ利己的立場からするのと、意味がちがつて居ても、結果が屡同一に帰着する。
平出修 計画 青空文庫
讓るべき途であると云ふ徹底的見地からするのと、讓るのが自己の利益だと云ふ利己的立場からするのと、意味がちがつて居ても、結果が屡同一に歸着する。
平出修 計畫 青空文庫
私の醜い病癖や、不愉快な神經質的の惱鬱や、厭人思想や、虚僞や、下劣な高慢や、謙遜を裝うた卑屈や、賤劣極まる利己的思想や、混亂紛雜した理智の爭鬪や、畸形な、しかも醜惡を極めた性慾の祕密や、及びそれらのものの生む内面的罪惡や、凡そ私を苦しめ、私を苛責し、私を陰鬱にするところの一切のものが懺悔された。
萩原朔太郎 散文詩・詩的散文 青空文庫
作例 · 標準
渋滞の列に無理やり割り込んでくるような利己的な運転手のせいで、さらに道が混雑してしまった。
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彼女は気分次第でドタキャンを繰り返す利己的な性格が災いし、次第に友人たちから距離を置かれるようになった。
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森林を無計画に伐採する人間の利己的な経済活動が、多くの野生動物の住処を奪っている。
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利己的(りこてき) — 幻辞.com