演歌
えんか
名詞頻度ランク #16900 · 青空 10 例
標準
enka
文例 · 用例
ぼうっとなって歩いているうちに、やがてアセチリン瓦斯の匂いと青い灯が如露の水に濡れた緑をいきいきと甦らしている植木屋の前まで来ると、もうそこからは夜店の外れでしょう、底が抜けたように薄暗く、演歌師の奏でるバイオリンの響きは、夜店の果てまで来たもの哀しさでした。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
初めから何の踊りも口説も演歌も、あの淫靡も悪趣味も、其処には起らなかった、そうしたことを夢みるのはまるで痴人のたわいもない幻想としか考えられなかったのだ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
藤村の発見した詩は、若干の新しい思想と、或は生活と、これに適当した古語表現とが行き合った所に出たのである、まことに、藤村以前の詩は、抽象的に考えれば、古典的であった筈だが、実際は平俗な近代の演歌調の詞曲に成り上ろうとしていたに過ぎなかった。
— 折口信夫 『詩語としての日本語』 青空文庫
まことに藤村以前の詩は、抽象的に考へれば、古典的であつた筈だが、実際は平俗な近代の演歌調の詞曲に成り上らうとしてゐたに過ぎなかつた。
— 折口信夫 『詩語としての日本語』 青空文庫
出演歌手は明るい事務室で立つたり坐つたりしてビールを飮んでゐて、其處だけがえらい人達の集まる所で電燈の光までが威張つて見え、あん子は恐ろしい氣がした。
— 室生犀星 『神のない子』 青空文庫
私も、二、三十年前は、おつきあいで折り折り木屋町筋の宴会にいきましたが、当時は鴨川の洲に流しの演歌師などがいて二階から金をつつんでほうってやったりしたものです。
— 新村出 『鴨川を愛して』 青空文庫
この女優は確か去年も四ヶ月間だけ中年の演歌歌手と結婚している。
— 太田健一 『脳細胞日記』 青空文庫
服部の曰く、演歌調を狙ひ過ぎてゐる、又、テンポの早いのが多すぎる、と蓋し名評と思ふ。
— 昭和十五年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は毎晩、昔懐かしい演歌を聴きながら晩酌をする。
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最近の若い人たちの中にも、演歌の魅力に気づく人が増えている。
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カラオケに行くと、つい得意の演歌を熱唱してしまう。
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あの歌手の魂のこもった演歌は、いつも聴く人の心に響く。
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標準
troubadour
作例 · 標準
中世ヨーロッパでは、詩や歌を披露する演歌が各地を旅していた。
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彼はギター一本で旅をする、現代の演歌のような存在だ。
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その物語は、かつて村々を巡り歩いた演歌によって語り継がれてきた。
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市場の片隅で、老いた演歌が人生の哀愁を歌っていた。
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ウィキペディア
演歌(えんか)は、明治時代の自由民権運動において政府批判を歌に託した演説歌の略。 1920年代に演歌師によって広められた流行歌。 1960年代半ばに日本の歌謡曲から大衆芸能として人気となった、娯楽的な歌曲の分類の一つ。当初は「艶歌」や「怨歌」の字も当てられていたが、1970年代初頭のビクターによるプロモーションなどをきっかけに「演歌」が定着した。ここでは1.2.3を概説する。
出典: 演歌 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0