版行
はんこう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
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文例 · 用例
一通りの定まった版行で押した項目だけを暗誦的に説明してしまえばそれでもうおしまいで先様御代りである。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
その本はたしか安政二年版行の青い表紙で、「ウキ」「ヲサヘ」や「ヤヲ」「ヤヲハ」又は廻し節、呑み節を叮嚀に直した墨の痕跡と胡粉の痕跡が処々残っている極めて読みづらい本であった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
活動せる人間精神の発現は版行で押したようには行かぬ。
— 夏目漱石 『作物の批評』 青空文庫
赤い版行で色づけたぼん/\の袋は、どこかの縁日の、夜店のカンテラの灯と、ざわ/\した人の往きかひとを思はせた。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
鉄眼は一切経の版行を思ひ立つと同時に、それは一人や二人の富豪の手で出来上るものではない。
— 初出未詳 『茶話』 青空文庫
そして自分が今度一切経の版行を思ひ立つた事から、今日はその勧化の第一日なので、もしかかうと思ひ込んだ人から喜捨を得なかつたら、折角の自分の志が挫けはしまいかと思つて、わざわざ一里半の坂道をうるさく追ひ縋つて来たのだといふことを打ち明けた。
— 初出未詳 『茶話』 青空文庫
仕方がないから、猶三四|回書面で徃復を重ねて見たが、結果はいつも同じ事で、版行で押した樣に何れ御面會の節を繰り返して來る丈であつた。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
これ余がこの未定稿を版行する所以なり。
— 夏目漱石 『『文学論』序』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代には、多くの浮世絵が版行された。
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その書物は、当時珍しい木版によって版行された。
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彼の手がけた詩集は、限定部数で版行されることになった。
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標準
seal (used in lieu of a signature)
作例 · 標準
昔の公文書には、必ず官吏の版行が押されていた。
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彼は自分の名を刻んだ版行を大切に持っていた。
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この版行は偽造防止のため、複雑な模様が施されている。
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