伯父
えおじ
名詞頻度ランク #19187 · 青空 4067 例
標準
uncle (one's father's older brother)
文例 · 用例
彩色と云っても絵具は雌黄に藍墨に代赭くらいよりしかなかったが、いつか伯父が東京博覧会の土産に水彩絵具を買って来てくれた時は、嬉しくて幾晩も枕元へ置いて寝て、目が覚めるや否や大急ぎで蓋をあけて、しばしば絵具を検査した。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
伯父は画かきになったらどうだと云った事がある。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
たとへば、「伯父ワーニヤ」のアーストロフ氏の言の如く、――インテリゲンチヤには閉口です。
— 太宰治 『津輕地方とチエホフ』 青空文庫
御新造は驚きたるやうの惘れ顏して、夫れはまあ何の事やら、成ほどお前が伯父さんの病氣、つゞいて借金の話しも聞ましたが、今が今私しの宅から立換へようとは言はなかつた筈、それはお前が何ぞの聞違へ、私は毛頭も覺えの無き事と、これが此人の十八|番とはてもさても情なし。
— 一葉女史 『大つごもり』 青空文庫
ある時彼の伯父に当る人で、工業技師をしているヤーコブ・アインシュタインに、代数学とは一体どんなものかと質問した事があった。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
その時に伯父さんが「代数というのは、あれは不精もののずるい計算術である。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
頑固な年寄りの伯父を持つたやうで、僕は甚だ迷惑するが、かういふ所にも、彼は自分の性癖や趣味を押しつけねば氣がすまないのだ。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
伯父の急激な對蹠的な轉向を輪廓づけた、その圖形が妥當であるかないか、それは問題にしようとは思はない。
— 梶井基次郎 『『新潮』十月新人號小説評』 青空文庫
作例 · 標準
「えおじ様、こちらのお菓子をどうぞ」と、幼い甥が恥ずかしそうに差し出した。
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伯父(えおじ)は父の十歳も年上だったので、物心ついた頃には既に隠居生活を送っていた。
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家督を継いだ伯父の厳格な態度は、親族一同が集まる席でも独特の緊張感を生んでいた。
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