業務
ぎょうむ
名詞頻度ランク #1061 · 青空 262 例
標準
business
文例 · 用例
多くは一定の職業を有して、日々其の業務と家事とに時間を刻みつつあるのである。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
平凡な日々の業務に精励するという事こそ最も高尚な精神生活かも知れない。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
その中でも姿態の方から観察すると、労働者が習熟鍛練した業務の三昧に入っている時には、その体の構え、動作の位取り、心持ちの静かさまでが、「能そのまま」になっていることが珍しくない。
— 夢野久作 『「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能』 青空文庫
そして、もし自分が「眼」のたちの人間でそれに相応した業務をもち、それによって成果を得られるならば、「鼻」のたちの人がそれによって得られる成果を羨望しないところに、この人生の良き現実の世界が在り、自他の区別が整然とついた立派な差別相が保てるのです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
家族一同業務に就くときは、主人は背広服を着て事務所へ、主婦は茶の間で家事の采配、子供は学校、書生さんは取次ぎかたがた勉強、めいめい平等方面を引込まして差別方面だけ働かす場合です。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
口では意志の自由だとか、個人の權威だとか立派なことは云ツてゐるものゝ、生活の爲めには心にもない業務を取ツたり、下げなくても可い頭も下げなければならない。
— 三島霜川 『虚弱』 青空文庫
「わし等の中から政治家を出してますからわし等のよくなる方法はそいつ等が業務として考へてくれてゐる筈ですよ。
— 岡本かの子 『英国メーデーの記』 青空文庫
おのれひとりの業務にのみ、努めること第一であるが、たまには隣人の、かなしくも不抜の自尊心を、そ知らぬふりして、あたためてやりたまえ。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫