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暗鬱

あんうつ
名詞形容動詞
1
標準
gloom
文例 · 用例
われこの新道の交路に立てどさびしき四方の地平をきはめず暗鬱なる日かな天日家竝の軒に低くして林の雜木まばらに伐られたり。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
杳として眺望すれば街路を這ひ行く蛆蟲ども生きたる食餌を暗鬱にせり。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
暗鬱なる思想かなわれの破れたる服を裂きすて獸類のごとくに悲しまむ。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
私に課せられている暗鬱な周囲のなかで、やがてそれは幻聴のように鳴りはじめた。
梶井基次郎 筧の話 青空文庫
霙で、電燈の灯もうるむかと思われるような暗鬱な冬の夕暮であった。
岡本かの子 青空文庫
これらの詩に見る宿命論的な暗鬱性は、全く思索生活の情緒に映じた殘像である。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
囀鳥軟風のふく日暗鬱な思惟にしづみながらしづかな木立の奧で落葉する路を歩いてゐた。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
暗鬱な北国地方の、貧しい農家に生れて、教育もなく、奴隷のような環境に育った男は、軍隊において、彼の最大の名誉と自尊心とを培養された。
萩原朔太郎 日清戦争異聞(原田重吉の夢) 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗鬱について考えている。
暗鬱という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗鬱の意味を理解している。
この文には暗鬱が含まれている。