陰々滅々
いんいんめつめつ
形容詞-たる副詞-と
標準
gloomy and depressing
文例 · 用例
陰々滅々静かであった。
— 国枝史郎 『五右衛門と新左』 青空文庫
陰々滅々とした空気が、行く先々の楽屋中へ漂ってきた。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
楽屋の陰々滅々は悪気流の流れていくように高座の上へも、高座の上から客席へも、否むべくもなく流れていった。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
肩は寒そうに骨立ち、ぼんのくぼの毛は抜け上ってサンバラになり、影うすく膝に手を置いてションボリと俯向いているようすというものは実にどうも陰々滅々。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
あちらからも此方からも湧き立つような景気のいい太鼓の音がきこえて来るのだが、この座敷ばかりは陰々滅々、無言のままで差しつおさえつしながら探り合うように互いに顔を偸み視る。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
この陰々滅々とした城に残された塔の暗く広い一室こそ、暗く、呪われの「C」の家系、コンテステ家の生き残りである私アントワーヌの、またこの事でさえ九〇年前の話となりますが、生まれ、初めて目にした光景でありました。
— THE ALCHEMIST 『錬金術師』 青空文庫
昨夜のように陰々滅々なあんまでは、かなわない。
— 梅崎春生 『幻化』 青空文庫
何となく、火色の凶い短檠の灯を見つめて、陰々滅々と谺する犬の声をかぞえるように聴き耳をたてていた。
— 水の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
梅雨に入り、陰々滅々とした天気が続いている。
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彼女はプロジェクトの失敗後、陰々滅々とした日々を送っていた。
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朝から陰々滅々とした気持ちで、なかなか仕事に集中できない。
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