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暗さ

くらさ
名詞
1
標準
darkness
文例 · 用例
」 北向のその部屋はもう暗さを感じ始めてゐた。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
なおこの灯の利益な点を挙げてみれば、第一前記のごとく室の隅にまで明るくなる故、倉庫の中などにこれを点ずれば、貨物の出し入れに暗さを喞つ心配はなくなる。
寺田寅彦 ムーア灯 青空文庫
池をかこんだ樹陰のほの暗さ、池はその周囲の幽暗にくまどられ、明方の月のように静寂な水の面貌を浮べていた。
岡本かの子 伯林の落葉 青空文庫
少くとも彼等の絶望的な暗さや頽廃した幻覚の魔睡は無い。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
そして、その暗さの中に向う側の八つ並んだ病室の窓の明りがくつきりと見え出した。
南部修太郎 病院の窓 青空文庫
そして、つつましやかな氣持で甲板の一隅にぢつと佇みながら、今まで心の中に持つてゐた、人間的なあらゆる醜さ、濁り、曇り、卑しさ、暗さを跡方もなくふきぬぐはれてしまつたやうな、美しく澄み落ち着いた自分になつてゐた。
南部修太郎 處女作の思ひ出 青空文庫
そして、眞夜中過ぎの劇しい寒さにこごえたやうな電燈の光の薄暗さ、刹那の不快さは、何時の間にか恐怖の念に變つて來た。
南部修太郎 ハルピンの一夜 青空文庫
しかし店によってはまだいつものように点燈していたにもかかわらず、町の暗さが人を圧迫するように思われた。
寺田寅彦 破片 青空文庫
作例 · 標準
洞窟の暗さは、私たちを不安にさせた。
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彼は夜の暗さの中に安らぎを見出した。
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街灯のない道は、子供の頃はとても暗く感じられた。
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