滞京
たいきょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
staying in the capital
文例 · 用例
老体を顧ず滞京、千代造稽古の儀|御請申上候」 と翁の手記に在る。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
慶喜は、このまま滞京していてはいかなる事変が突発するかも知れないと思ったらしく、激昂する麾下を慰撫しながら、閣老参政及び会桑二藩士を率いて、大阪へ下ったのである。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
その政治上の主義としては、彼の上書に、「全体我共は尽忠報国の志士、依而今般御召相応じ去二月中遥々上京|仕り、皇命尊戴、夷狄攘斥之御英断承知仕り度存ずる志にて、滞京|罷存候云々」(文久三年十月十五日上書) とある。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
B兄妹に起される、途上にて出遇ひたるといふ余の母の言伝を寄す――生母の病気見舞に二旬以来滞京中のS女(妻)は明夕帰宅の由。
— 牧野信一 『五月のはじめ』 青空文庫
長塚はしばらく滞京して毎日の様に先生の所へ往っている。
— 伊藤左千夫 『正岡子規君』 青空文庫
また僕は、その返済期日が過ぎてゐるので、滞京中に何ほどでも始末して、彼の気焔を逃れたく念じて、いろ/\と厚顔になつて、友達などにも謀つてゐるのであるが、未だ、それが得られないのである。
— 牧野信一 『途上日記』 青空文庫
」「しかし滞京中万一の事があつた時、先生と老中水野和泉守|忠精との間を調停することの出来るものは、志村を除いては一人もない。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
しかしまだ衰弱しているので、父の方も十分静養せねばならぬところから、更に数日そのまま滞京していた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
作例 · 標準
父は仕事のため、しばらくの間、京都に滞京していた。
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江戸時代、多くの大名が江戸に滞京し、幕府の監視下に置かれていた。
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急な用事で上京したが、予定より長く滞京することになった。
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