鵜匠
うしょう異読 うじょう
名詞
標準
cormorant fisherman
文例 · 用例
鵜匠鵜匠の宗家長良川の山下幹司君に篝火の朱にはゆる君こそは鵜匠なれ。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
角顔の体のがっしりした男が舳の鵜匠になり、痩せぎすな男が中の鵜匠になり、背の高い眼の鋭い男が※工となり、背のずんぐりした白髪の眼立っていた男が舟乗りとなって艪を漕いでいた。
— 田中貢太郎 『赤い土の壺』 青空文庫
二人の鵜匠にあやつられている鵜は、水の中に潜っては浮きあがり、浮きあがっては潜って魚を獲った。
— 田中貢太郎 『赤い土の壺』 青空文庫
そして、鵜が四五|尾の魚を喉に入れたと思う比を見はからって、鵜匠は手縄を曳いて舟に曳き寄せ、ぐいとその喉を絞って魚を執るのであった。
— 田中貢太郎 『赤い土の壺』 青空文庫
「そうじゃ、そうじゃ、無益な殺生はやめよう、やめて早う一杯やろう」 舳の鵜匠はちょとふり返って中の鵜匠の顔を見て、「そうじゃなあ、これ位ありゃ、肴は十分ある」 と云った。
— 田中貢太郎 『赤い土の壺』 青空文庫
中の鵜匠はすぐ応じた。
— 田中貢太郎 『赤い土の壺』 青空文庫
「やめてもよかろう、やめて別院の下の涼しいところへ往って、一杯やるとしょうか」 舳の鵜匠はまた云った。
— 田中貢太郎 『赤い土の壺』 青空文庫
「よかろう、別院の下なら涼しかろう」 二人の鵜匠は手縄を曳いて鵜を舟にあげた。
— 田中貢太郎 『赤い土の壺』 青空文庫
作例 · 標準
例句