遺詠
いえい
名詞
標準
posthumous song or poem
文例 · 用例
さらに、別の遺詠が入っていた。
— 佐藤垢石 『『七面鳥』と『忘れ褌』』 青空文庫
でも、頑固に、「いいえいな、家に、市の学校へやったりするかいしょうがあるもんかいな。
— 黒島傳治 『電報』 青空文庫
すると雪の下から、「いえいえ、ここにはありません。
— 新美南吉 『落とした一銭銅貨』 青空文庫
するとまた雪の下から、「いえいえ、ここにはありません。
— 新美南吉 『落とした一銭銅貨』 青空文庫
「いえいえ、だめです、なんといったって頭のとがってるのがいちばんえらいんです。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
「いえいえ、だめです。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
「いえいえ決してそのような……両親が申しまするには一旦、蔵元屋とお約束が出来て、結納までも取交いた上は、斬られたお熊さんは我家の娘も同様。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
とうとう一かたまりのわかい者がなわとはしごを持って来てなわを王子の頸にかけるとみんなで寄ってたかってえいえい引っぱったものですから、さしもに堅固な王子の立像も無惨な事には礎をはなれてころび落ちてしまいました。
— 有島武郎 『燕と王子』 青空文庫
作例 · 標準
没後、書斎の机の引き出しから見つかった一葉の紙には、辞世の句ともとれる遺詠が記されていた。
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故郷の公園には、若くしてこの世を去った詩人の遺詠を刻んだ文学碑が建立されている。
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「この遺詠を読むと、最期まで創作への情熱を失わなかったことが分かります」と、学芸員は感慨深げに語った。
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全集の補遺として掲載された数首の遺詠は、作家の晩年における心境の変化を物語る貴重な資料である。
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