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辞世

じせい
名詞
1
標準
passing away
文例 · 用例
この句はその実情を述べたものであるが、何となく辞世めいた捨離煩悩の感慨がある。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
白梅に明くる夜ばかりとなりにけり を辞世として、縹渺よるべなき郷愁の悲哀の中に、その生涯の詩を終った蕪村。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
芭蕪翁のわが詠み捨てた句は、一つとして辞世ならざるはなしの徹底芸術精神は、学んで到り得るにあらねども、一|順礼の最後の足跡までに、印をつけておいた。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
その笑談の一つの材料として芭蕉のこの辞世の句が選ばれたことを思い出す。
寺田寅彦 思い出草 青空文庫
たとえば、勅使接待の能楽を舞台背景と番組書だけで見せたり、切腹の場を辞世の歌をかいた色紙に落ちる一片の桜の花弁で代表させたりするのは多少月並みではあるがともかくも日本人らしい象徴的な取り扱い方で、あくどい芝居を救うために有効であると思われた。
寺田寅彦 映画雑感(3) 青空文庫
芭蕉の辞世と称せられる「夢は枯れ野をかけ回る」という言葉が私にはなんとなくここに述べた理論の光のもとにまた特別な意味をもって響いて来るのである。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
辞世の歌の「限りあれば吹かねど花は散るものを心短き春の山風」の一章は誰しも感歎するが実に幽婉雅麗で、時や祐けず、天|吾を亡う、英雄志を抱いて黄泉に入る悲涼愴凄の威を如何にも美わしく詠じ出したもので、三百年後の人をして猶涙珠を弾ぜしむるに足るものだ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
氏郷の辞世の歌は毒を飼われたのを悟って詠じたと解せずとも宜かろう。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
作例 · 標準
人生の最期、彼は静かに辞世を迎えた。
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多くの人々が、名誉ある辞世を望む。
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「いよいよ、わしの辞世の時が来たようだ。」と老人は静かに言った。
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2
標準
dying words
作例 · 標準
彼の辞世の句は、多くの人々の感動を呼んだ。
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歴史上の人物の辞世は、その生き様を映し出す。
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「最期の言葉として、何か辞世の句を詠んでください。」と家族は願った。
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