茶菓子
ちゃがし
名詞
標準
cake served with tea
文例 · 用例
おまけに横須賀の探偵とかいう人は、茶菓子を無銭でせしめて去んだ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
描きさしの画の傍に逸作は胡坐をかき、茶菓子の椿餅の椿の葉を剥がして黄昏の薄光に頻りに色を検めて見ていた。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
二 ここへ、台所と居間の隔てを開け、茶菓子を運んで、二階から下りたお源という、小柄の可い島田の女中が、逆上せたような顔色で、「奥様、魚屋が参りました。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
時に、お茶菓子にも言分があるね、もうちっとどうか腹に溜りそうなものはないかい。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
誠や温泉の美くしさ、肌、骨までも透通り、そよそよと風が身に染みる、小宮山は広袖を借りて手足を伸ばし、打縦いでお茶菓子の越の雪、否、広袖だの、秋風だの、越の雪だのと、お愛想までが薄ら寒い谷川の音ももの寂しい。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
そして、お茶を出したり、茶菓子に乾し柿を出したりした。
— 佐左木俊郎 『再度生老人』 青空文庫
先刻から茶碗でも茶菓子でも一杯になつて甞めずりまはつて居た蠅が五月蠅く顏をはひまはる。
— 長塚節 『旅の日記』 青空文庫
茶菓子を撮み乍ら窓外を見て居ると夕日が横に遠くから其青草へ射し掛けて赤い百合の花が光つた。
— 長塚節 『開業醫』 青空文庫
作例 · 標準
いただきものの美味しい茶菓子で、お茶の時間が一層楽しくなった。
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急な来客のために、すぐに茶菓子を用意した。
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抹茶には甘さ控えめの茶菓子がよく合う。
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