我を張る
がをはる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to insist on one's own ideas
文例 · 用例
のみならず省作は天性あまり強く我を張る質でない。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
――つまらない我を張るのはよして詩を書きたまえ、詩人でない君なんてありはしない」 僕はこの時も彼を冷笑したものだ。
— 原口統三 『二十歳のエチュード』 青空文庫
とそう私の想像通り行くか行かないか分りませんが、もしそうだとするならば、私が無理にここで二時間も三時間もしゃべっては、あなた方の心理作用に反して我を張ると同じ事でけっして成功はできない。
— ――明治四十四年八月和歌山において述―― 『現代日本の開化』 青空文庫
お関さんに一から十まで面倒見てもらってるんだから決して我を張る様な事が有っちゃあならないのさ。
— 宮本百合子 『お久美さんと其の周囲』 青空文庫
我を張るだけが馬鹿というものさ。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
我を張るやうになるから気をつけるやうに、といふことも彼の言葉の中にあつた。
— 神西清 『母たち』 青空文庫
私は我を張る訳にも行かなかった。
— 夏目漱石 『こころ』 青空文庫
我を張るのは自己を殺すことであった。
— 和辻哲郎 『生きること作ること』 青空文庫
作例 · 標準
彼は頑固で、一度言い出したら決して「我を張る」ので、周りはいつも手を焼いている。
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「僕が一番なんだ!」と、幼い兄弟が取っ組み合い、「我を張り」合っていた。
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「そんなことで折れるなんて、らしくないじゃないか」と、友人が私の「我を張る」べきだと励ましてくれた。
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自分の非を認めたくない彼は、必死に「我を張る」が、その顔は明らかに動揺していた。
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