徳器
とっき
名詞
標準
one's talent and virtue
文例 · 用例
さらにこれをば教育勅語中にあることばを拝借して申さば、われわれがこの肉体の健康を維持し、「知能を啓発し、徳器を成就し」、進んでは「公益を弘め、世務を開く」ための生活、それがすなわちわれわれの理想的生活というものである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
安藤徳器が今晩迎へに来るから女優も共に待ってゝ呉れと言ふから、待ってたのに来ない、プリ/\怒って帰る。
— 昭和九年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
番頭や小僧が大勢いる店と云えば、善どんと小僧とっきりいない米源よりもっと大い店だろうが、そんな店が自分の家だったのだろうか?
— 宮本百合子 『一太と母』 青空文庫
それから、鉛筆の先の丸いのにかんしゃくをおこしながら数学と英語と国語を見ました、汗がポロポロ出て来るんで私のせんばいとっきょのような広いでかぶつな額をゴシゴシふきながら。
— 一九一三年(大正二年) 『日記』 青空文庫
小さな私は往きのときも、帰りのときも、その道中があんまり長いので、いつも電車の中でひとっきり睡ってしまっていたが、突然母にゆりおこされた。
— 堀辰雄 『花を持てる女』 青空文庫
さいしょになにかをおもいついたら、〈とっきょ〉がとれる。
— LE PETIT PRINCE 『あのときの王子くん』 青空文庫
「なぜって――また君の邪魔をしたと思うからですよ、下らないことっきゃ話もないのに」 ――伸子は皮肉な顔をして、肩をゆすった。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
「僕たち、自分のことっきり考えないのは、いけないことなんだろう。
— 第二部 『次郎物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼は人望があり、まさに徳器を備えた指導者と言えるだろう。
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組織の長には、徳器と能力の両方が求められる。
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どんなに能力があっても、徳器がなければ人を率いることはできない。
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