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楔子

けっし
名詞
1
標準
wedge
文例 · 用例
二つの溪の間へ楔子のように立っている山と、前方を屏風のように塞いでいる山との間には、一つの溪をその上流へかけて十二|単衣のような山褶が交互に重なっていた。
梶井基次郎 蒼穹 青空文庫
夫れは鋸の切れ目に鐵の楔子をさし入れて、椀状の頭蓋を離すために、木の槌で輕くたゝく音だ。
有島武郎 實驗室 青空文庫
彼れは自分の頭にその楔子をさし込まれたやうな苦痛を感じ始めた。
有島武郎 實驗室 青空文庫
さうして其瞬間に今まで動搖して居た心が楔子を打ち込んだやうにきつとした。
長塚節 商機 青空文庫
然しながら其一片と雖此を楔子に削る時大厦の柱をも堅固にすることが出來る。
長塚節 商機 青空文庫
私は又詩にも勝った表現の楔子を音楽に於て見出そうとするものだ。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫
この二人を継ぎ合わせる楔子はかの小鉄で、小鉄はダルトンの娘であるという事実が判った時にはわれわれも意外に思いました。
岡本綺堂 探偵夜話 青空文庫
が、耳の遠いと云ふ事が、眼の悪いのを苦にしてゐる彼にとつて、幾分の同情を繋ぐ楔子になつたのであらう。
芥川龍之介 戯作三昧 青空文庫
作例 · 標準
扉が閉まらないように、間に楔子を打ち込んだ。
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家具のぐらつきを直すために、小さな木製の楔子を使った。
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楔子を差し込むことで、不安定だった棚がしっかりと固定された。
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楔子(けっし) — 幻辞.com