名聞
めいぶん異読 みょうもん
名詞
標準
reputation
文例 · 用例
雖然學士の篤學なことは、單に此の小ツぽけな醫學校内ばかりで無く、廣く醫學社會に知れ渡ツた事柄で、學士に少しのやま氣と名聞に齷齪するといふ風があツたならば、彼は疾に博士になツてゐたのだ。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
これからは可愛い娘を決して名聞のためには使いますまい。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
地位や名聞を得なくたって、お金持ちにならなくたって、男そのものが、立派に尊いのだから、ありのままの御身に、その身ひとつに、ちゃんと自信を持っていてくれれば、女は、どんなにうれしいか。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
地位や名聞を得なくたつて、お金持ちにならなくたつて、男そのものが、立派に尊いのだから、ありのままの御身に、その身ひとつに、ちやんと自信を持つてゐてくれれば、女は、どんなにうれしいか。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
久しくその名聞えざりしが、この一座に交りて、再び市人の眼に留りつ。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
而して友に別れ、都門を離れ、地位も名聞も雑誌『朱欒』をも投げすてゝ、一つには彼女の病ひを療してやりたいため、一つには新らしい生活の道程に上るべく、彼女と私の一家とを挙げて、はるばると海をわたり、相州は三崎の浜辺に一時の住居を移したのである。
— 東京景物詩改題に就て 『雪と花火余言』 青空文庫
某年来|桑門同様の渡世致しおり候えども、根性は元の武士なれば、死後の名聞の儀もっとも大切に存じ、この遺書|相認置き候事に候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書(初稿)』 青空文庫
父さまが鎌倉においでなされたら、わたし等も斯うはあるまいものを、名聞を好まれぬ職人|氣質とて、この伊豆の山家に隱れ栖、親につれて子供までも鄙にそだち、詮事無しに今の身の上ぢや。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼は名聞よりも実を取るタイプの人間だ。
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その学者には、研究分野での高い名聞があった。
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名聞を得るためには、地道な努力を続けるしかない。
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