縋る
すがる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞頻度ランク #26591 · 青空 1154 例
標準
to cling to
文例 · 用例
早くもそれと見て、おしまが「先生ッ」と馳け寄って、縋る。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
しまいには泣出すと、外聞もあり、少焦で、医者は恐しい顔をして睨みつけると、あわれがって抱きあげる娘の胸に顔をかくして縋るさまに、年来随分と人を手にかけた医者も我を折って腕組をして、はッという溜息。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
集る者は大抵四十から五十、六十の相当年輩の男ばかりで、いずれは道楽の果、五合の濁酒が欲しくて、取縋る女房子供を蹴飛ばし張りとばし、家中の最後の一物まで持ち込んで来たという感じでありました。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
娘、いよいよ執念く取り縋る。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
」 お千世は、生際の濃い上へ、俳優があいびきを掛けたように、その紫の裏を頂いたが、手へ返して、清葉のその手に、縋るがごとく顔を仰いで、「姉さん、このお宝で、私をお座敷へ呼んで下さいな。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
葛木はなお縋る袖をお孝に預けたまま、跪いて悶絶した小児を抱いた。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
お孝は、離さじ、とただ黙って葛木に縋る。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
取縋るものはないのだから、部屋の中央に胸を抱いて、立ちながら吻と呼吸をついた。
— 泉鏡花 『怪談女の輪』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は別れを惜しんで、恋人の袖に縋った。
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老人は杖に縋りながら、一歩一歩ゆっくりと坂道を登っていった。
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幼い娘は、父親の広い背中に縋って眠ってしまった。
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標準
to rely on
作例 · 標準
万策尽きた彼は、最後の望みを託して旧友の助けに縋った。
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苦しい時の神頼みというが、今の私は藁をも掴む思いで神仏に縋りたい。
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彼女は占い師の言葉に縋ることで、何とか心の平穏を保っていた。
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標準
to implore
作例 · 標準
「どうか見捨てないでください」と、彼は涙ながらに縋るような目で訴えた。
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被告人は減刑を求めて、裁判官に縋るような態度を見せた。
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子供は新しいおもちゃが欲しくて、母親に縋るようにしてねだった。
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