冬芽
とうが異読 ふゆめ
名詞
標準
winter bud
文例 · 用例
これは『冬芽』とよび、落葉樹では葉の落ちたあとの枝の間から、常緑樹ではその葉と枝との間に芽ぐんで寒氣をも平氣でくゞつて少しづゝ生長を續け春になると急に發芽するわけです。
— 本多靜六 『森林と樹木と動物』 青空文庫
ローマが勝とうがカルタゴが勝とうが、霊肉飛散した後の我れにはなんのかかわりもない。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
みるとはたけにはいっぱいふきのとうがでていました。
— 新美南吉 『落とした一銭銅貨』 青空文庫
これは猫仲間では、目上の人にも無礼なことでも何でもなく、人ならばまづ鬚でもひねるぐらゐのところですから、それはかまひませんけれども、いけないことは、足をふんばつたために、テーブルが少し坂になつて、べんたうばこがするするつと滑つて、たうとうがたつと事務長の前の床に落ちてしまつたのです。
— ……ある小さな官衙に関する幻想…… 『猫の事務所』 青空文庫
ゆうべは、ふくろうがお前さんに、とうがらしを持って来てやったかい。
— 宮沢賢治 『気のいい火山弾』 青空文庫
さまざまの形、とうがらしや、臼や、鋏や、赤や白や、実にさまざまの学生のばけものがぎっしりです。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
年をとるにしたがって、みょうが、とうがらし、しょうが、ふきのとうが好きになるように、茶の木が、茶の花が好きになる。
— 種田山頭火 『草木塔』 青空文庫
夕飯のときに、菊次さんはとうとうがまんできなくなつて、いつてしまひました。
— 新美南吉 『百姓の足、坊さんの足』 青空文庫
作例 · 標準
寒い冬を越え、木の枝には春を待つ冬芽が膨らんでいた。
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植物観察で、様々な樹木の冬芽の形をスケッチした。
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冬芽の中には、すでに小さな葉や花が形成されている。
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