東雅
とうが
名詞
標準
Toga (Japanese etymological text by Arai Hakuseki, 1719)
文例 · 用例
時計始めて渡来した時これを鶏の時を報ずるに比べて明人が時鶏と書いたは、北斗の形した針が時を指し自ずから鳴いて人に知らす事鶏のごとくなる故と白石先生の『東雅』に出づ。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
近代に至つて新井白石の東雅などには、單に支那の名稱と日本の名稱との對照に止まらずして、日本名を有せる支那織物に對して、更に歴史的變遷の迹を考へる樣になつて來た。
— 内藤湖南 『染織に關する文獻の研究』 青空文庫
もつとも、東雅引用の文を見ると、私の考へたやうに厳槌とした素人考証家もゐたことは居た。
— 斎藤茂吉 『雷談義』 青空文庫
上は和名類聚鈔・新撰字鏡の類より、下は東雅・和訓栞・雅言集覽・俚言集覽等に至るまで、皆其時代に應じて撰述せられ、後の見るものをして略遺憾なからしむ。
— 金澤庄三郎 『『辭林』緒言』 青空文庫
新井白石の「東雅」には、「ナヰ」は「鳴る」「フル」は「動く」で、すなわち鳴動の義だとある。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
「そんなら、東雅楼にしてんか、彼処が一番安いよってに」「ケチやなあ、こいさんは。
— 上巻 『細雪』 青空文庫
オリエンタルのグリル奮発しんかいな」東雅楼と云うのは南京町にある、表の店で牛豚肉の切売もしている広東料理の一|膳めし屋なのであったが、四人が奥へ這入って行くと、「今晩は」と、登録器の所に立って勘定を払っていた若い西洋人の女が云った。
— 上巻 『細雪』 青空文庫
「これを参考に読んでおいて呉れないか、新井白石の書いたものの写本だがね、まだ板行されていないんだが、東雅という題の書物で、巻の十三から十六まである、穀類菜類から、草木の部まで、字解や類別だけだけれど、そのうち本草綱目をやるときに便宜だから」 半之助はふきげんに包を受取った。
— 山本周五郎 『山彦乙女』 青空文庫
作例 · 標準
新井白石の『東雅』は、日本語の語源研究における貴重な文献だ。
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学生時代に『東雅』を読んで、言葉の奥深さに触れた。
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彼は『東雅』から、古い言葉の意外な由来を発見した。
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ウィキペディア
『東雅』(とうが)は、新井白石が著した日本語の辞書。語源解釈を主に扱う。1719年(享保4年)頃成立。全20巻。『西洋紀聞』『同文通考』『東音譜』等と並ぶ、白石の言語に関する著作の一つ。
出典: 東雅 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0