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一見

いちげん
名詞頻度ランク #4088 · 青空 2597
1
標準
first visit to inn, restaurant, etc. without an introduction
文例 · 用例
少しく飛躍ではありますが、印象の瞬間捕捉なぞといふ考へも、一見甚だ嬉しいことではありますが、而もそれが嬉しいのは、人間を器械の如く推定した上でのことでありまして、その実人間は器械ではありませんからさういふ考へは思ひ付きに終るでありませう。
中原中也 近時詩壇寸感 青空文庫
これは一見逃避のやうに見えるかも知れないが、人間自分が自分を生んだのでないからには、自力をだけ恃むのではどうしても根無草だと思ふのだ。
中原中也 詩壇への願ひ 青空文庫
一見突慳貪にも見えるけれど、実は寧ろ気が弱い迄に見解の博い人である。
中原中也 萩原朔太郎評論集 無からの抗争 青空文庫
一見、その根性は人をして屡々知慧ある態度を採らせるやうに見える。
中原中也 詩と詩人 青空文庫
それなのに、かうした雑パクな云分といふものは、えてして散漫な現代の如き空気の中では一見よく響いたりするのだ。
中原中也 文学に関係のない文学者 青空文庫
しかし何となく陰気に薄暗くじめじめして、妙に気味の悪い厭な感じがしたので、夫人が直覚的に反対したにもかかわらず、ヘルンは一見して大いに気に入り、『面白いの家』『面白いの家』と、子供のように嬉しがって、是非それを買おうと言った。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
しかるに最近、独自の一見識から蕪村を解釈する俳人が出、一書を著して上述の句解を反駁した。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
無論その間ぎわの数日の気温の高低はかなりの影響をもつには相違ないが、それにしてもこの現象を決定する因子はその瞬間の気象要素のみではなくて、遠くさかのぼれば長い冬の間から初春へかけて、一見活動の中止しているように見える植物の内部に行なわれていた変化の積算したものが発現するものと考えられる。
寺田寅彦 春六題 青空文庫
作例 · 標準
その老舗フレンチレストランは、常連でなくても一見で利用できるため、特別な日の食事に訪れる客が多い。
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鄙びた温泉街の隠れ家のような宿に、人づてに聞き、一見で宿泊を申し込んだ。
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旅先で地図にも載っていないような小さな雑貨店を、一見で覗いてみた。
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その国の税務署は、一見で訪れる納税者にも親切に対応してくれると評判だ。
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