蝋梅
ろうばい異読 ロウバイ
名詞
標準
wintersweet (Chimonanthus praecox)
文例 · 用例
」蝋梅 机の上の花瓶に一枝の蝋梅がほほゑみかけてゐる。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
梅のもつつめたさを白磁とすると、蝋梅には陶器の持つあたたかさとおほどかさとがある。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
「一堂蝋梅気、環坐到天明」は後者末解の二句である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
カーティンをあけると、庭の蝋梅が咲きはじめて、今日も蒼空が澄みきっていた。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
昔後水尾帝の御代に始めて朝鮮から渡り来ったといわれる彼の蝋梅でしたところが逸早く咲く花を着け一月には已に発らき初める。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
古より梅は百花の魁だといわるれどこの蝋梅は梅よりもモット早く咲く。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
梅の字が附いているから梅の類だと思ったら大間違いで、名こそ蝋梅だが梅とは大分懸け離れた縁遠い花木である。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
が、これは元来他国者であればそれはどうでもよいとして、我日本の者で蝋梅に負けず早く咲くという者にツバキもあればハンノキもある。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
作例 · 標準
寒い冬の庭で、蝋梅の黄色い花が甘い香りを漂わせている。
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茶室の床の間には、一輪の蝋梅が生けられており、簡素な美しさを醸し出していた。
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蝋梅の花言葉は「慈愛」「優しい心」だと、祖母から教わった。
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