拙句
せっく
名詞
標準
unskilled haiku poem
文例 · 用例
一、課題を得て空想上より俳句を得んとする時に、その課題もし難題なれば作者は苦吟の余見るに堪へざる拙句を為すこと、老練の人といへども往々免れざる所なり。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
今春ある學校の遠足會に招かれ、此公園で拙句、氏綱も初手は青砥で息をつき 北條氏綱青砥に陣すと古書にある。
— 阪井久良伎 『眞間名所』 青空文庫
拙句市川へ名殘の桃の春が來る 今は市川は苺の名所となりつゝあるやうである。
— 阪井久良伎 『眞間名所』 青空文庫
春陽堂主人来り余が拙句を木板摺にして販売したしと請ふ。
— 断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未 『断腸亭日乗』 青空文庫
その時、興に乗じて左の拙句を吐いてみた。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
当時の心持を回想して今少し率直に言へば、私は実に悪句拙句の充満してゐるのに驚いたのであつた。
— 高浜虚子 『進むべき俳句の道』 青空文庫
) また拙句を得たり。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
それに反撥するように、吉田は、「あの橋のところまで馳せっくらべしよう。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
作例 · 標準
「拙句ではございますが、旅の思い出に一句詠ませていただきました。」
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俳句の会で自分の拙句を披露するのは、何度経験しても恥ずかしいものだ。
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彼は謙遜して拙句と言ったが、その描写は実に見事なものだった。
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