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隻句

せっく
名詞
1
標準
a few words
文例 · 用例
明治以後いまだ百年もたっていないのに、多くの大家が文豪と称せられ、古典の仲間入りをして、文学の祭壇にまつりあげられ、この人たちの片言隻句はまるで文学の神様のような権威を与えられて、大正昭和の文学を指導して来ました。
織田作之助 猫と杓子について 青空文庫
若き頃、世にも興ある驕児たりいまごろは、人喜ばす片言|隻句だも言えずさながら、老猿愛らしさ一つも無し人の気に逆らうまじと黙し居れば老いぼれの敗北者よと指さされもの言えば黙れ、これ、恥を知れよと袖をひかれる。
太宰治 乞食学生 青空文庫
しかも、一たび神様となるや、その権威は絶対であって、片言隻句ことごとく神聖視されて、敗戦後各分野で権威や神聖への疑義が提出されているのに、文壇の権威は少しも疑われていないのは、何たる怠慢であろうか。
織田作之助 可能性の文学 青空文庫
われは初より隻句を遺さず諳じたり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
(青年文學第一の成語)平生批評を專にせざる人々の中には、多少これに對して意見を述べたる人ありといへども、大抵|片言隻句にして、人の心をあかしむるに由なし。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫
われわれがマルクス、レーニンの学説を研究するのは、マルクス、レーニンの片言隻句を暗記したり、その理論を公式的に鵜呑みにすることではない。
野呂栄太郎 名人上手に聴く 青空文庫
さもなくとも私が辞職の直前に、現警視総監と大声で云い争った、その半言隻句でも外に洩れたとすれば、それだけで十分である。
夢野久作 暗黒公使 青空文庫
薛允升の『唐明律合編』は、唐明の兩律の異同を査覈論評するを主旨とせるに拘らず、この重大なる相違點を全然看過して、一字隻句も茲に言及して居らぬのは如何なることか。
桑原隲藏 支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道 青空文庫
作例 · 標準
彼は厳しい修行の末、ついに真理を突いた一隻句を授かった。
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恩師から贈られた隻句を胸に刻み、彼は異国の地へと旅立った。
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詩人が残した最後の一隻句は、今も多くの人々の心を捉えて離さない。
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