泊地
はくち
名詞
標準
anchorage
文例 · 用例
『中山世譜』〔『球陽』〕に、尚徳王成化二年王命呉弘肇(泊里主宗重)始任泊地頭職而掌管泊邑及大島徳島鬼界与論永良部島至于近世改称泊町奉行後亦仍称泊地頭兼任取次職(始建泊地頭)と見えている如く、いつしか泊地頭を置く必要を感じたのである。
— 伊波普猷 『浦添考』 青空文庫
ある里に近い山では、男は宿泊地に殘つて、木地を拵へたりさゝらを造つたりしてゐる間に、女は二人三人揃つて、それを持つて、近いあたりの里を賣つて歩いた。
— 田山花袋 『歸國』 青空文庫
峯から峯、谷から谷、林から林と移つて行くかれ等は、ある宿泊地で、最初に、三人づれの同種族と一緒になつた。
— 田山花袋 『歸國』 青空文庫
老人は宿泊地の所在、水の所在、路程の遠近などをそらで知つてゐた。
— 田山花袋 『歸國』 青空文庫
そこから一里ほど行つた宿泊地に着いて、その夜は一行は慌たゞしくテントを吊つて寢たが、夜の明けた時には、山を越し野を越して、遙かに碧い渺茫とした海の繪のやうに展開されてあるのを見た。
— 田山花袋 『歸國』 青空文庫
』 人達は遠い山の中にゐて、何遍この海の見える宿泊地を夢に見たか知れなかつた。
— 田山花袋 『歸國』 青空文庫
その宿泊地から山に入つて行かうとするところには、地藏尊が一つさびしさうにして立つてゐた。
— 田山花袋 『歸國』 青空文庫
戰爭以來、彿國の岸への航行は禁じられてゐるので、船はいつも左岸を左岸をと、汽笛をならしながら、小さな碇泊地へとまりながら、奧へ、奧へと進んで行く。
— 吉江喬松 『山岳美觀』 青空文庫
作例 · 標準
大型船は安全な泊地で錨を下ろし、夜を明かした。
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嵐が近づいているため、漁船は小さな湾の泊地に避難した。
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この湾は天然の良港であり、多くの船舶が利用できる広い泊地を持っている。
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