合巻
ごうかん
名詞
標準
type of picture book popular in the late Edo period
文例 · 用例
今年は読本を大分引受けたので、とても合巻の方へは手が出せさうもない。
— 芥川龍之介 『戯作三昧』 青空文庫
なぜなら、おしょさんのうちには、くさ双紙の合巻ものが、本箱に幾つあったかしれない。
— 長谷川時雨 『神田附木店』 青空文庫
くさ双紙の、合巻かきでは、江戸で第一の人だったけれど、貧乏も貧乏で、しまいは肺病で死んだ。
— 続旧聞日本橋・その一 『大門通り界隈一束』 青空文庫
今年は読本を大分引き受けたので、とても合巻の方へは手が出せそうもない。
— 芥川龍之介 『戯作三昧』 青空文庫
前者は、柳亭種彦の読本――之を仮名書きにした草双紙|合巻の方が、広く行はれた。
— 折口信夫 『草双紙と講釈の世界』 青空文庫
ある種の合巻を思はせる図どりである。
— 折口信夫 『河童の話』 青空文庫
合巻類には、二三、餓鬼阿弥の姿を描いたのもあるけれど、此も時々の、作者々々の創意のまじつてゐた事と思はれる。
— 折口信夫 『餓鬼阿弥蘇生譚』 青空文庫
それは同君が鎌倉での日記と一緒に合巻としてあるもので、かねて非売品として知人の間に分けられたほどの心づくしの冊子であるが、自分にも贈つて貰つた時から最早五年の月日がたち、長いこと読み返して見る折もなく本箱の中にしまつて置いてあつたものだ。
— 島崎藤村 『伊香保土産』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代後期には、色彩豊かな合巻が庶民の間で流行した。
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浮世絵師が描いた合巻は、当時の風俗を伝える貴重な資料だ。
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図書館で、古い合巻の復刻版を見つけた。
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