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草双紙

くさぞうし
名詞
1
標準
picture book
文例 · 用例
夫人はその時のことを追想して、草双紙で読んだ昔物語を、そっくり現実に経験した様だったと言ってる。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
女たちは草双紙などを持って来て貸してくれた。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
勿論草双紙の類は其前から読み初めました。
幸田露伴 少年時代 青空文庫
併し何歳頃から草双紙を読み初めたかどうも確かにはおぼえません、十一位でしたろうか。
幸田露伴 少年時代 青空文庫
それゆえ婆様も、私の姉様なぞよりずっと私のほうを可愛がって下さいまして、毎晩のように草双紙を読んで聞かせて下さったのでございます。
太宰治 青空文庫
らんぷの黄色い燈火の下でしょんぼり草双紙をお読みになっていらっしゃる婆様のお美しい御姿、左様、私はことごとくよく覚えているのでございます。
太宰治 青空文庫
お請合はしませんけれども、黒百合のある処は解っておりますからとそう言って参りましたが、太閤記に書いてあります草双紙のお話のような、それより外|当地でもまだ誰も見たものはないのでございますから、どうかしら、怪しいと存じました。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
笑顔は芝の涌泉堂という本屋の主人で、傍らに著作の筆を執っていたが、何か一つ当り物をこしらえようと考えた末に、かの鬼武の「自来也物語」から思いついて、蝦蟇の妖術、大蛇の怪異という角書をつけて「児雷也豪傑|譚」という草双紙を芝神明前の和泉屋から出すと、これが果して大当りに当った。
岡本綺堂 自来也の話 青空文庫
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草双紙(くさぞうし)は、江戸時代中頃から江戸で出版された絵入り娯楽本、赤本・黒本・青本・黄表紙・合巻の総称である。絵草紙(えぞうし)・絵双紙(えぞうし)・絵本(えほん)とも呼んだ。江戸の大衆本・江戸地本の中心を占めた。

出典: 草双紙 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0