滑稽本
こっけいぼん
名詞
標準
comic novel (Edo period)
文例 · 用例
あなた方は無論御承知でしょうが、江戸時代の滑稽本に『八笑人』『和合人』『七偏人』などというのがあります。
— ズウフラ怪談 『半七捕物帳』 青空文庫
式亭三馬が何年か前に出版した滑稽本の中で、「神祇、釈教、恋、無常、みないりごみの浮世風呂」と云つた光景は、今もその頃と変りはない。
— 芥川龍之介 『戯作三昧』 青空文庫
式亭三馬が何年か前に出版した滑稽本の中で、「神祇、釈教、恋、無常、みないりごみの浮世風呂」といった光景は、今もそのころと変りはない。
— 芥川龍之介 『戯作三昧』 青空文庫
ですから源内の眼にもそういうものが触れないわけではなかったので、現に源内自らも後年になってたくさんの滑稽本や洒落本を著しているのですが、それでいて他面にはいろいろな学問の道にも進もうとしたのですから、その頃として実に多芸多才な点で稀に見る人物であったと云ってよいのでしょう。
— 石原純 『平賀源内』 青空文庫
その著書としては、本草に関するものがたくさんにある外に、農作物、物産に関するものもあり、火浣布、陶器、寒熱昇降器などの説明もあり、また他面には多くの滑稽本、洒落本、及び浄瑠璃の作品があるので、これ等は実は源内があらゆる方面においてすぐれた才能をもっていたことを示すものであります。
— 石原純 『平賀源内』 青空文庫
滅多な事の云えないお延は、脇に抱えて来た風呂敷包を開けて、岡本の貸してくれた英語の滑稽本を出して津田に渡した。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
それでも女二人は滑稽本の場合のように口を利き合わなかった。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
それはすぐ隣りに住んでいるアンドレイ・セミョーヌイチのところで――レベジャートニコフのところで借りてきたんですの、いつもそんな滑稽本を借りてきていましたわ。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の滑稽本には、当時の庶民の生活が生き生きと描かれている。
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読書感想文の課題で、私は十返舎一九の滑稽本を選んだ。
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滑稽本は、笑いを通して社会風刺を行う文学ジャンルだ。
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ウィキペディア
滑稽本(こっけいぼん)は、江戸時代後期の戯作の一種。浮世草子・談義本・噺本などに包摂しがたい多種多様な作品を指す。
出典: 滑稽本 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0