今生
こんじょう
名詞頻度ランク #39369 · 青空 199 例
標準
this life
文例 · 用例
これは校長が若い時分から、自分の生来根太い狡猾な性質に困り果てながら、聖賢の書を漁つた時に、始終心で云つてたことが、今生徒を前にした今、形を取つて表れて来たのである。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
なぜなら彼等は、今日只今生れたばかりの、全く新鮮な自由の心で、一切の宇宙を見るからである。
— 萩原朔太郎 『室生犀星君の人物について』 青空文庫
阿難 ――わたしに今生れたこの心持は、あなたのいう恋とかいうものとは違うかも知れない。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
それは今生きてゐるあらゆる人間に聞いたつて、誰も前途を見届けるまで命をもつて居るものはない。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
「私も今生きていると、いい年増の姉が二人もいたのよ。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
今生きてゐる村人ばかりではありません。
— 新美南吉 『鳥右ヱ門諸国をめぐる』 青空文庫
いよいよ帰ることにきめて、バスの発着所のベンチに腰をおろし、十分くらゐ休んでまた立ち上り、ぶらぶらその辺を歩いて、それぢやあ、もういちど、たけの留守宅の前まで行つて、ひと知れず今生のいとま乞ひでもして来ようと苦笑しながら、金物屋の前まで行き、ふと見ると、入口の南京錠がはづれてゐる。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
子供は空に湧く白い粉雪の一片一片を今生れたばかりの活きた羽虫の一匹一匹として喜び、大人は死んだ鵝鳥のそのむしり散らした羽毛の一片一片に譬へて観賞します。
— 北原白秋 『とんぼの眼玉』 青空文庫
作例 · 標準
「この苦しみも、今生のうちに乗り越えたい。」
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「来世ではなく、今生を大切に生きようと決めた。」
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「彼女は、今生で会えるだけでも幸せだと言った。」
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